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東洋建設のZEB・ZEH-Mへの
取り組み
東洋建設は、社会課題解決に向けた取り組みの一つとして「地球環境保全への貢献」を掲げ、その中で快適な室内環境を保ちながらZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を実現することに取り組んでいます。
2020年10月に日本政府は「2050年カーボンニュートラル」を目指すことを宣言し、脱炭素社会の実現に向けた動きが加速しています。
地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、2015年にパリ協定が採択され、世界共通の長期目標を合意しています。この実現に向けて世界が取組を進めており、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げています。
地球温暖化防止に積極的に取り組む企業は、多くのステークホルダーの評価を得られることになり、また施設を利用するユーザー個々の期待にも応えることにつながります。東洋建設は、地球温暖化防止の一翼を担うZEB・ZEHへの取り組みをご提案することにより、2025年度には受注案件の50%のZEB化を目指しています。
(2℃目標)
今世紀後半に温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と吸収源による除去量との間の均衡を達成すること
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
ZEB・ZEH-M化 のメリットと
社会的評価
ZEB・ZEHを実現することのメリットには、エネルギー消費量を削減することのほかにも様々なメリットがあります。
エネルギー削減以外に係る便益としては、「健康・快適性」及び「レジリエンス」等のノン・エナジー・ベネフィット(NEB)があります。
想定される様々なメリットの例
- 光熱費の削減
- 事業継続性の向上
- 快適性・生産性・健康性(NEB)
(冬季の結露・ヒートショック防止等) - 創畜連携設備の導入による防災・減災性能(レジリエンス)の向上(NEB)
- 不動産価値の向上
例えば、光熱費の削減イメージ(ZEB)
創エネ設備がなくても光熱費を約40~50%削減できます。
50%省エネとなるZEB Readyを実現した場合、標準的なビルと比較して光熱費を大幅に削減することができます。仮に、延べ面積10,000㎡程度の事務所ビルを想定すると、40~50%程度の光熱費の削減が期待されます。
公共建築物・自社ビルの場合
オーナー自らが建物を利用する公共建築物や自社ビルの場合で、テナント専有部が存在しない(または小さい)建物を想定した場合、光熱費の削減分の多くはオーナーのメリットになることが想定されます。
テナントビルの場合
テナントに専有部を貸し出すテナントビルの場合、共用部の光熱費削減分がオーナーのメリット、テナント専有部の光熱費削減分がテナントのメリットになることが想定されます。
社会的な評価(ZEB)
建物オーナー
ZEB化によって建物の各種認証を取得しやすくなり、ZEBを建てることや認証を取得していることが企業評価にもつながるといったメリットがあります。
テナント
ZEBの認証を取得している建物に入居していることが企業評価につながるといったメリットが挙げられます。
ZEBとは
ZEB(ゼブ)は、「先進的な建築設計によるエネルギー負荷の抑制やパッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入等により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギー化を実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、エネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物」と定義されています。※1
ZEB定義イメージ ※3
ZEBの定義 4段階 ※2
※2 出典:環境省ホームページ ZEB PORTAL[ゼブ・ポータル]を加工して編集
※3 出典:経済産業省 資源エネルギー庁 「平成30年度ZEBロードマップフォローアップ委員会とりまとめ」(平成31年3月)を加工して編集
集合住宅におけるZEH(ZEH-M)とは
ZEH(ゼッチ)とは、「外皮の断熱性能などを大幅に向上させるとともに、効率的な設備システムの導入により、室内空間の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギー等を導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した住宅」のことです。
ZEH-M(ゼッチ・マンション)とは、先進的な建築設計によるエネルギー負荷の抑制やパッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入などにより、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギー化を実現した上で、再生可能エネルギー等を導入することにより、エネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した集合住宅のことです。※4
ZEH定義イメージ ※6
ZEH-M<住棟単位>の定義 4段階 ※5
※5 出典:経済産業省資源エネルギー庁、環境省 地球環境局 「ZEHの普及促進に向けた政策動向と令和3年度の関連予算案」(令和3年3月)を加工して編集
※6 出典:経済産業省資源エネルギー庁 「ZEHの定義(改訂版)<集合住宅>平成31年3月:集合ZEHロードマップ フォローアップ委員会」 を加工して編集
いかにして ZEB・ZEH-M を実現するか
ZEB・ZEHを実現するための技術は、大きく「エネルギーを減らすための技術(省エネ技術)」と「エネルギーを作るための技術(創エネ技術)」に分けられます。さらに省エネ技術は、「建物内の環境を適切に維持するために必要なエネルギー量(エネルギーの需要)を減らすための技術(パッシブ技術)」と「エネルギーを効率的に利用するための技術(アクティブ技術)」に分けることができます。
出典:環境省 ZEB PORTAL(ゼブ・ポータル) / もっと詳しくトップ / ZEBを実現するための技術を加工して編集- ・CO2濃度による外気制御
- ・自然換気システム
- ・空調ポンプ制御の高度化
- ・空調ファン制御の高度化
- ・冷却塔のファン・インバーター制御
- ・照明のゾーニング制御
- ・フリークーリングシステム
- ・デシカント空調システム
- ・クール・ヒートトレンチシステム
- ・ハイブリッド給湯システム
- ・地中熱利用の高度化
- ・コージェネレーション設備の高度化
- ・自然採光システム
- ・超高効率変圧器
- ・熱回収ヒートポンプ
東洋建設の ZEBプランニング・ZEH-M 実績
2021年度で終了しております 登録番号:ZEB2021P-00091-PG
ZEBプランニング実績
2023年度ZEB受注実績 300㎡未満 0件 2,000㎡未満 2件 2,000㎡以上 2件ZEH-M導入実績・計画
主なZEB・ZEH関連Webサイトリンク
脱炭素ポータル / カーボンニュートラルとは
<https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/>
ZEB PORTAL[ゼブ・ポータル]
<https://www.env.go.jp/earth/zeb/index.html>
ZEBとは?
<https://www.env.go.jp/earth/zeb/about/index.html>
省エネポータルサイト ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
<https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/support/index02.html>
省エネポータルサイト ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
<https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/index03.html>