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美浦研究施設の一般公開を開催しました

 美浦研究所(茨城県稲敷郡美浦村)は「土木の日」のイベントとして、2019年11月30日(土)に施設見学と体験講座を行いました。当イベントは美浦村生涯学習課と共同で開催され、地元の小学生や中学生を含む約35人が参加しました。
 はじめに美浦村教育委員会教育長の糸賀正美様より開会の挨拶があり、その後2班に分かれて3つの体験講座を実施しました。

 

(1)練混ぜ体験【来て、見て、さわって】
 増粘剤を入れる前と入れた後でのコンクリートの違いを実際に見て・さわって確かめてもらいました。増粘剤を混ぜたコンクリートは、粘り気を増したことにより水に溶けにくくなります。
 建設業で頻繁に使用するコンクリートですが、水に溶けにくくなることで海水が濁らず、環境に配慮した材料として使われています。

コンクリート練混ぜ体験の様子

2種類のコンクリートを水槽に入れるとどうなるのかな?

 例年大人気のコンクリート人形つくり体験は、今年も大いに盛り上がりました。

何ができるかはお楽しみ。コンクリート人形つくり

暮らしをささえるコンクリートの説明

 この体験を通して、当社の技術を用いたコンクリートがさまざまな場面で環境を考えた安全な暮らしをサポートしている点を子どもたちに伝えることできました。

 

(2)力くらべ体験【これで君も地震博士】
 地震に強い建物のしくみを説明したのち、実際に3つのフレームを使って綱引き実験をしました。フレームは①枠のみ、②筋交(すじかい)あり、③障子紙を貼ったものの3種類で、①→②→③の順に強度が強くなることを学びました。

力を合わせて「うんとこしょ、どっこいしょ!」

地震に強い建物のしくみを説明。真剣な眼差し

 次に、実際に筋交ありとなしでの強度の違いをペーパークラフトで検証してもらいました。参加者からは、「中に2本の支えを入れただけなのにこんなに変わるんだ」など驚きの声が寄せられ、身をもってご理解いただけたのではと思っています。

ペーパークラフトの家を制作中

 

(3)科学体験【環境にやさしい光の科学】
 当イベントで初の試みであるLEDを使った科学体験では、LEDの光る箱つくりを実践しました。そのほかにも、色の3原色と光の3原色では色の混ざり方が異なることや、3種類の光(白熱灯・蛍光灯・LED)の耐久性などの仕組みを学びました。

色の3原色と光の3原色の違いについて解説

 

 当イベントは、皆さまのご協力のもと今年で15回目を迎えました。今後も建設業の魅力を伝えるべく、この活動を継続していきます。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!