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土木施工技術研究発表会を開催しました

 東洋建設株式会社(社長 武澤 恭司)は、6月12日に「2020年度 土木施工技術研究発表会」を遠隔会議方式 (Google Meet) で開催しました。

 開会の挨拶として、森山代表取締役執行役員副社長より「コロナ禍のなか、現場ではこれまでの管理項目の他に感染対策が加わることとなった。本年度は新中期経営計画の初年度であり、5つの最優先施策を掲げているが、そのひとつに『社会課題の解決による成長』というテーマがある。この機会に、コロナ対策技術を活かして電子機器の積極登用や省人化施工、また働き方改革に向けた取り組みを一気に進めて参りたい。従って、みなさんは柔軟な思考をもって積極的な創意工夫をしていただきたい。」と話がありました。

 その後総勢11名が各30分の持ち時間のなかに、担当現場で実施した施工に関わる問題の解決事例や品質向上策などをWEB上で発表しました。

 その結果、中国支店の大熊広樹氏が発表した「水力発電用の狭小断面地下無圧導水路の改修・補修工法」が最優秀賞を受賞しました。また優秀賞には、東北支店 小沼健人氏の「国内初海底設置型フラップゲート式水門据付」と関東支店 山口爽斗氏の「大規模海面処分場の築造における機械式シート敷設工法の初適用」が、特別賞には、北海道支店 山﨑啓介氏の「函館港浚渫工事におけるカルシア改質土の施工」それぞれ選ばれました。

 最優秀賞を受賞した大熊氏の発表は、リニューアル工事の一環として水力発電所の狭小断面である地下導水路の改修を行う工事であり、坑口部の補強や覆工巻替の施工方法と導水路内の湧水等対策の改修・補修工法を詳細かつ非常に理解しやすく発表しており、今後施工する同種工事に参考となると高く評価されました。

 終了後、小倉土木技術部長が「CIM、ICTについては、提案の履行から活用する段階に移った。生産性向上のため今後も積極的な取り組みをお願いしたい。」と講評を述べ、最後に大林土木事業本部長が「今回のWEBスタイルによる発表は非常に上手く出来たと思うし、今後も続けることになるだろう。発表の内容もICTの活用など、かなり進歩している。国土交通省が2025年までに生産性を20%向上すると発表しているとおり、当社もさらにICTに注力したい。」と挨拶し、閉会となりました。

 

 当社の土木技術研究発表会は今回で49回となりました。今後もこの発表会を通じて若手技術者の能力向上を図り、得られた知見を水平展開し、技術で様々な社会課題の解決に寄与する企業として着実に成長してまいります。

 

モニターから全国へメッセージを発信する森山副社長

発表中の本社会場

審査結果を発表する小倉土木技術部長

最優秀賞の中国支店大熊氏

大林土木事業本部長の閉会挨拶

以 上

 

お問合せ先 東洋建設株式会社
広報部
TEl:03-6361-2691