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美浦研究所一般公開で体験学習イベントを開催しました。
「ものづくりの最新技術を体験しよう!」

 2023年12月2日、東洋建設は茨城県の美浦村生涯学習課・企画財政課と共同で、体験学習イベントを当社の研究施設である美浦研究所(茨城県稲敷郡美浦村)で開催しました。このイベントは、「土木の日」(11月18日)関連行事の一環として、公益社団法人土木学会関東支部の後援のもと、今年で19回目の開催となります。当日は美浦村の「ジュニア・アカデミー」所属の小学生と、「大好き美浦村ネットワーカー協議会」所属の一般の方を含む24名の参加があり、賑やかな開催となりました。

 

 

① 練混(ねりま)ぜ体験 【来て、見て、さわって】くらしをささえる便利なコンクリートを知ろう

 

 増粘剤を混ぜる前と後のそれぞれのコンクリートを水槽へ投入し、増粘剤なしのコンクリートは水が濁りますが、増粘剤を混ぜたコンクリートは強い粘り気のため水が濁らず、環境にやさしいコンクリートであることを勉強していただきました。

 続いて、例年子供たちに好評を博している人形つくりを体験。子供たち、一般の方共に手際よく練混ぜたコンクリートを気に入ったキャラクターの型に空気が入らないように流し込み、完成を待ちました。出来上がった人形を見た時は歓声があがり、大変喜んでいただけました。

 

② 力くらべ体験 【これで君も地震博士】これでもう大丈夫!地震に強い建物や橋のしくみを知ろう

 

 どのような構造が地震に強いかを知ってもらうため、家の柱・梁(はり)・壁に見立てたアルミ枠との恒例の綱引き体験をしてもらいました。アルミ枠は補強なし、筋交いの補強、障子の補強の3種類を用意し、強度の違いについて楽しみながら体感していただきました。さらに、耐震構造が学べる「紙ぶるる」という紙工作では、各自が紙で組み立て家を左右に揺らすことで筋交いを入れた場合の耐震や、基礎下に丸棒を挿入した制振補強の強度を実感しました。

 

③ ペットボトルで発電体験 【風の力で電気をつくろう】環境にやさしい技術を知ろう

 

 再生可能エネルギーのひとつである風力発電の仕組みなどを説明した後、実際にペットボトルの風車を作製し、風の力による発電を体験しました。完成させたペットボトルの風車が大きな扇風機の前で風を受け、発電する様子を観察。風車に取り付けたLEDライトが光ると、子供たちは大喜びしていました。手軽な風車模型を通して、地球にやさしい自然エネルギーについて参加者皆さんに学んでいただきました。

 

 

 イベントに参加された参加者のアンケートでは、「水に溶けないコンクリートがあるということに驚いた」「建物の耐震について筋交いと紙1枚(壁)でかなり強くなることが分かった」「風で電気を作れる仕組みを学べて良かった」などの感想が寄せられました。

 当社では、今後ともこのようなイベントを通じて、研究所や建設業が果たす社会的な役割や重要性などを地域の方々に理解していただけるように努めてまいります。

 

 

① 練混ぜ体験【来て、見て、さわって】

環境にやさしいのはどちらのコンクリートかな?

コンクリートを手早く混ぜて型に流し込んでね

② 力くらべ体験【これで君も地震博士】

アルミ枠との力くらべ!

地震に強い構造はどんなつくりだろう?

③ ペットボトルで発電体験【風の力で電気をつくろう】

風の力で電気が作れる仕組みについて学ぶ参加者

自作の風車で、発電体験

ドローンで集合写真を撮影