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実海域においてサクションバケット基礎の施工技術実証試験を実施しました

 東洋建設株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 武澤 恭司、以下「東洋建設」)と日立造船株式会社(大阪府大阪市、取締役社長兼COO:三野 禎男、以下「日立造船」)は、着床式洋上風力発電施設への適用を目指すサクションバケット基礎の施工技術実証試験を今夏、実海域で実施しました。なお、本件はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の風力発電等技術研究開発(洋上風力発電等技術研究開発)「洋上風力発電低コスト施工技術開発(施工技術実証)」の助成を受け、実施しております。

 

 本開発では東洋建設が施工、日立造船が設計・製作を担当しており、実海域での試験では1/4縮尺モデルを用い、東洋建設が施工に関する実験、日立造船が構造に関する実験を行いました。

 サクションバケット基礎の施工性は撤去も含めた検証を行い、施工中の振動・騒音・汚濁について周辺影響が非常に少ないことが確認できました。

 今後、両社は技術検証を経て2026年頃にサクションバケット基礎の実用化を目指します。

 

 両社は、これからもクリーンエネルギーの普及に寄与する技術開発により、低炭素・循環型社会の実現に向けて貢献してまいります。

 

PDFはこちらでご覧いただけます

https://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/20210917.pdf

 

お問合せ先
東洋建設株式会社
土木事業本部洋上風力部
電話 03-6361-5462

 

実証試験の状況

試験に使用したサクションバケット

バケット貫入時に魚が確認できるほどの静穏性