- TOYO HISTORY
- LANGUAGE
東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤恭司)は、国土交通省が行う「令和4年度BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業(先導事業者型・中小事業者BIM試行型)」(二次募集)に応募した結果、先導事業者型として採択されました。
当社が提案したテーマは、「新しい設計概算手法によるコスト算出の迅速化とAIコスト予測に関する評価・検証およびBIMモデルと自律型ドローンを活用した遠隔工事監理手法(進捗管理効率化)に関する評価・検証」で、以下の課題に取組みます。
🔶課題-1:シンプルで新しい設計概算手法によるコスト算出とAIアルゴリズム*1の検証およびPoC*2
🔷期待される効果
・設計BIMモデル×Excel単価表というシンプルな仕組みで設計概算コストを把握できる。
・設計初期段階から容易に概算コストを把握しながら設計を進めることが可能となる。
・AIアルゴリズムにより計画初期段階から着工時を見据えたコスト変動リスクを把握できる。
設計BIMモデルとExcelによる「シンプルで新しい設計概算プロセス」を試行し、既存プロセスとの比較検証を行います。積算専用ソフトとのデータ連携のための作業を削減できるとともに、データ変換時に欠落する情報やエラーに対する業務量を大幅に削減できます。また、将来のコスト変動予測の把握を見据え、AIアルゴリズムの評価と概念検証を試みます。
AIアルゴリズムにより、計画初期段階から着工時を見据えたコスト変動リスクを把握することができれば、発注者・受注者それぞれに大きなメリットとなります。
アルゴリズム*1:情報処理における処理手順のこと
PoC*2:Proof of Conceptの略で概念実証という意味。新たなアイデアやコンセプトの実現可能性やそれによって得られる効果などについて検証すること
🔶課題-2:自律型ドローンとBIMモデルを活用した遠隔工事監理手法に関する評価・検証
🔷期待される効果
・遠隔地からの操作が可能になれば、工事監理者が工事現場まで移動する時間を削減できる。
・自律型ドローンによる定時自動ルート撮影等により検査業務時間を削減できる。
施工段階では、自律型ドローンと正確に構築された施工BIMモデルを活用した遠隔対応可能な新しい工事監理手法についての導入可能性について検証評価します。
自律型ドローンの遠隔操縦による現場状況の確認が可能になれば、工事監理者の移動時間の削減や現場確認頻度の機会増加などにより、手戻り工事の防止など、生産性の向上が期待できます。
※ 詳細は国⼟交通省のWeb サイトをご覧いただきますようお願いいたします。
https://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000933.html
以 上