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当社作業船にバイオ燃料を初導入

 東洋建設株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 会長執行役員CEO:吉田真也、以下「当社」)は、大阪湾における神戸市発注工事において、NX商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:青木進、以下「NX商事」)から当社作業船に、大阪湾にてバイオ燃料の供給を初めて受け施工いたしました。

 

東洋建設 DCM6号船(深層混合処理船)

 

 

 工事の施工に伴うCO排出量の削減は、カーボンニュートラル社会の実現に向けた当社の重要課題の一つであります。特に、当社は海上工事用の作業船を数多く保有していることから、A重油等の燃料使用によるCO2排出量が多い傾向があります。このため、Scope1の多くを占める作業船の稼働によるCO2排出量削減が喫緊の課題であり、今回の試みは課題解決のための取り組みの一環として行いました。

 

【バイオ燃料供給の背景】

 バイオ燃料は、原料作物の成長過程においてCOを吸収しているため、地球温暖化対策計画においてCO2排出量の算定に含めなくてよいとされています。また、バイオ燃料は軽油・重油の代替として既存のディーゼルエンジン換装などが不要なドロップイン燃料であり、船舶用燃料の代替候補として船舶での利用が拡大しています。

 

 当社ではバイオ燃料を使用することがCO2の排出削減に有効な手段であると捉え、作業船「DCM6号船(深層混合処理船)」でバイオ燃料を使用し、機器類への影響等を検証したうえで、今後も海上土木工事においてバイオ燃料の導入を積極的に行い、CO2排出量の削減を実行していくこととします。

 

 両社は今後もバイオ燃料の普及・導入を通して、カーボンニュートラルへの取り組みを推進してまいります。

 

■東洋建設について

東洋建設は、日本国内のみならず、シンガポール、マレーシア、フィリピン、中東、ケニアなどにおいても建設事業を展開してきました。日本トップクラスの技術力と実績を持つ海洋土木工事を中心として、陸上土木、洋上風力、建築等、幅広い分野で様々な社会課題の解決に貢献していくことを目指しています。

 

■NX商事について

NX商事は、NXグループの中核企業であり、そのネットワークを活用し、ビジネスの全プロセスをカバーする商・物流サービスをワンストップで提供する高機能複合商社です。

燃料供給事業においては、トレーダー機能にエネルギー物流機能を備え持つフィジカルサプライヤーとしてバイオ燃料のサプライチェーン構築とともに、サステナブルな社会の実現に向け、物流関連企業として気候変動対策、資源循環、生物多様性の保全に積極的に取り組んでまいります。

 

 

お問合せ先
東洋建設株式会社
サステナビリティ推進部
電話 03-6261-5460
土木事業本部機械部(担当:大出)
Email oode-takafumi@toyo-const.co.jp