『一般社団法人海洋インバースダム協会(KID-S)』を設立しました

 2014年10月1日に、国立大学法人京都大学(総長:山極壽一)生存圏研究所・石川容平特任教授、エネルギー理工学研究所・小西哲之教授、防災研研究所・間瀬肇教授が中心となり、他民間企業7社と共同し、「一般社団法人海洋インバースダム協会(KID-S:KAIYO Inverse Dam Society)」(会長:石川容平)を設立しました。

 当法人は、2013年10月に設立されたコンソーシアム「海洋インバースダムの会」に蓄積されたノウハウを引き継ぎ、海水揚水発電における大規模エネルギー蓄積機能を持つ海洋インバースダム(以下「KID」)構想の実現に向け、更なる研究開発や具体的な事業調査を行うことを目的としています。

 10月23日に当法人を構成する国立大学法人京都大学、戸田建設株式会社、パシフィックコンサルタンツ株式会社、東洋建設株式会社、オリエンタル白石株式会社、JFEスチール株式会社、JFEエンジニアリング株式会社、株式会社オリエントマイクロウェーブの関係者が出席して臨時社員総会、第1回理事会を開催し、法人としての活動を開始いたしました。

 KIDイメージ図

 

1.活動目的

 当法人は、KIDの建設や電力システム確立に向けた技術開発、事業調査を行うことを目的としています。また、コンソーシアムで1年間活動した実績や、研究開発のノウハウを活用し、具体的な調査、検討を行うことで発電及び蓄電事業に結びつける活動を展開します。
・KID建設の技術的可能性調査
・KIDの電力貯蔵調整能力に関する海洋土木技術・海水揚水発電技術
・エネルギー移送技術などの科学技術的及び経済的な調査研究
・関連する情報サービス等の事業

 

2.組織
名  称:一般社団法人海洋インバースダム協会
設  立:平成26年10月1日
役  員:
①代表理事、常任理事(計5名)
代表理事会長              石川容平(京都大学 生存圏研究所 特任教授)
代表理事副会長     小西哲之(京都大学 エネルギー理工学研究所 教授)
代表理事副会長     間瀬 肇(京都大学 防災研究所 教授)
常任理事           伊勢本昇昭(戸田建設 執行役員 価値創造推進室 開発センター長)
常任理事           伊藤重文(パシフィックコンサルタンツ 常務取締役 営業統括本部長)

 

②理事(計7名)
篠原真毅(京都大学)
米山 望(京都大学)
前田涼一(東洋建設)
鈴木正道(オリエンタル白石)
野原和也(JFEスチール)
堀内 博(JFEエンジニアリング)
小野晃義(オリエントマイクロウェーブ)

 

③外部評価委員会(計7名)
三田敏雄(中部電力)
関口憲一(明治安田生命)
木下 健(海洋エネルギー資源利用推進機構)
佃 栄吉(産業技術総合研究所)
高橋重雄(港湾空港技術研究所)
池本一郎(電力中央研究所)
川下 清(梅田総合法律事務所)

 

※会長、副会長、常任理事、理事のほか第三者機関として外部評価委員会を設けています。

 

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