海底ケーブル埋設機施工技術実証の洋上風力発電低コスト施工技術開発事業への採択について

 東洋建設株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大林東壽、以下「東洋建設」)と株式会社関海事工業所(本社:兵庫県淡路市、代表取締役社長:関勝、以下「関海事」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の風力発電等技術研究開発/洋上風力発電等技術研究開発/洋上風力発電低コスト施工技術開発(ウォータージェット式海底ケーブル埋設機施工技術実証)の採択通知を2023年10月30日に受領しました。

 

 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、洋上風力発電は再生可能エネルギーの柱と考えられており、主力電源化のための低コスト化が急務となっています。

 日本の海底地盤は複雑で変化に富んでいます。一方、洋上風力発電施設の設置範囲は非常に広範囲に及ぶため、海底ケーブルの埋設を行うには海底条件の変化に応じた施工が重要となります。

 

 東洋建設は、洋上風力分野をはじめとする多くの基礎技術開発実績を保有し、関海事は、洋上風力事業を含む海底ケーブル工事において豊富な実績とノウハウを有しております。

 両社の知見を活用し、海底ケーブル埋設の施工技術開発を共同で取り組むことで、日本特有の海底条件に適用できるケーブル埋設技術を確立し、低コスト化を実現します。

 

 東洋建設は、中期経営計画において、洋上風力事業を「成長ドライバー」に掲げ、今後の主要事業とすべく事業活動を推進しております。

 これまで開発した低コスト基礎技術に加え、海底ケーブルに関する施工技術および自航式ケーブル敷設船の建造により、洋上風力のエンジニアリングにおけるバリューチェーン構築を進め、我が国の今後の洋上風力発電の普及に貢献してまいります。

 

 

 

 

PDFはこちらでご覧いただけます

https://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/20231030.pdf

 

お問合せ先
東洋建設株式会社
土木事業本部洋上風力部
電話 03-6361-5462

東京湾大感謝祭2023に出展しました!

 2023年10月14日、15日に横浜市役所アトリウムで行われた『東京湾大感謝祭2023』。今年もブースを出展しました。

 

 

ゆるキャラ&PRキャラクター大集合!

当社ブース前。賑わっています

 

 「東京湾の魅力を発見しよう ~みんなで東京湾の未来をつくろう~」というコンセプトで開催されたイベントですが、当日は36の企業、市民団体等が東京湾再生のための取り組みを紹介していました。

 海の生き物たちが産卵・生育する藻場(アマモ場)は、海域の汚濁や埋め立てが進むにつれ消滅しました。しかし、光合成によるCO2の吸収と酸素の供給など、アマモが水域環境に重要な役割を果たしていることが分かり、復元に向けて当社は、全国のアマモ場再生活動の支援を2001年度より続けています。

 そうしたなか、今回のブースでは昨年に引き続き、「アマモ里親チャレンジワークショップ」を実施しました。この取り組みはアマモの育苗キットをご家庭に持ち帰り、発芽まで育てていただくものです。アマモの種はおよそ1ヶ月で芽を出し、一定の大きさまで育成したアマモは来年種が育った海に移植する予定です。

 また今年は、AUGUST EXPLORER(自航式多目的船)と鳴尾研究所内を再現したメタバース空間で遊べるコーナーを設け、楽しみながら当社を知っていただく機会となりました。

 

 

海岸の模型を展示

メタバース空間で作業船と研究所を体験

 

 当社は海に携わるマリンコントラクターとして、海域の環境保全活動にこれからも積極的に参加してまいります。

大林社長が現場パトロールを実施しました

 去る10月3日、当社社長の大林東壽が愛媛県大洲市で施工している「大洲バイオマス発電所拓海新設桟橋工事<事業主:大洲バイオマス発電株式会社、発注者:前田建設工業株式会社>」のパトロールを実施しました。

 今回パトロールをした工事は、前田建設工業が工事を進める大洲バイオマス発電所のうち、海外より海上運搬した燃料の木質ペレットを陸揚げする桟橋を新設するものです。

 

 当日は、桟橋のコンクリート工の作業状況と安全設備の確認を行いました。

 パトロール後の講評で大林社長は、「海上工事は気象・海象の変化への対応遅れや判断を誤ると重大災害に繋がる。工程管理は大事だが、作業所長は作業中止の判断をしっかりやってほしい。若手職員も元気に働いていて作業所の雰囲気が良い。完成まで事故がないようお願いしたい」とコメントしました。

 

 当社は毎年2回、全国の現場を対象として、大林社長をはじめ役員全員による経営者パトロールを実施しており、今回は「全国労働衛生週間」と合わせ、快適な職場環境の実現並びに現場の安全意識の高揚を図っています。

 これからも労働災害の撲滅に向け、全社一丸となって取り組むとともに、働き方改革も進め、安全で魅力ある建設産業の実現に努力してまいります。

 

以 上

作業所長との質疑(右)

朝礼時挨拶

パトロールの様子(中央)

桟橋先端での安全指示(左から2番目)

工事概要