建築施工技術研究発表会を開催しました

 東洋建設株式会社(社長 武澤 恭司)は、2019年5月17日に本社(千代田区神田神保町1-105)会議室において「2019年度 建築施工技術研究発表会」を開催しました。

 当日は全国7支店より選考された8名の代表者が集まり、約25分の持ち時間で2018年度に担当した現場において実施した、施工上の工夫や品質向上策、工期短縮への取り組みなどを発表しました。

 冒頭、川逑副社長から「近年、働き方改革という言葉が注目される中で、建設業界の働き方を変えていくために施工技術の進化が重要視されている。働き方改革とひとことで言うのは簡単だが、この業界には建設労働人口の減少や高齢化、あるいは若手の入職難などのさまざまな問題が潜んでいる。このような問題を抱えながら、技術の進化し続けるのは非常に困難なことだが、諦めてはいけない。ソフト面もハード面も含め改善していくには、愚直に日々施工技術を研究することが必要不可欠となる。ぜひとも今日の発表を全国に水平展開できるように願っている」と挨拶があり、その後発表会が開始されました。

 最優秀賞には、九州支店の原田 健司氏が発表した「低層免震構造事例における労務削減計画」が、優秀賞には、大阪本店の淺田 昂平氏の「開発工事を含めた土の流用による工費削減」と関東建築支店の柴田 拓哉氏の「RCS構法における施工管理と品質管理」がそれぞれ選ばれ、7月3日に行われる当社創立記念式典で表彰されることになりました。

 原田氏の発表は、「施工計画の細部にわたり多くの改善策がなされ、安全・品質を確保したうえで工事の省略化を図り、お客様の理解を得ながら4週8閉所を実行したことは高く評価できる」として最優秀賞の栄誉に輝きました。

 最後に、平田取締役専務執行役員建築事業本部長より「小さな積み重ねを行うことで、生産性向上をさせ、将来につなげていきたい」と挨拶され、発表会を終了いたしました。

 

 建築施工技術研究発表会も今回で26回を数えました。技術の蓄積、若手職員の技術力向上のため、今後も技術研究発表会を続けてまいります。

川逑副社長の挨拶

平田本部長の挨拶

最優秀賞の原田 健司氏の発表の様子

左から 関東建築支店 柴田拓哉氏、 平田浩美取締役専務執行役員建築事業本部長、九州支店 原田健司氏、大阪本店 淺田昂平氏

 

お問合せ先  東洋建設株式会社
広報部
TEl:03-6361-2691

「大型海上クレーンに対応した吊荷上下動低減装置」の開発が海洋資源開発関連技術高度化研究開発支援事業に採択

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤恭司)は、株式会社三井造船昭島研究所および株式会社SKKと共同で開発する“洋上での大型クレーン作業の安全性を向上し、稼働率を向上させる「大型海上クレーンに対応した吊荷上下動低減装置」”について、国土交通省海事局が支援する海洋資源開発関連技術高度化研究開発支援事業に応募し、採択されました。

 

 本装置は、海上クレーンで洋上作業を行う際に、吊荷の上下動を低減するものです。これまでも、上下動低減が可能な小型の装置はありましたが、国内では大型クレーンに対応するものはありませんでした。

 大型海上クレーンの作業海域は、比較的静穏な港湾内がほとんどでしたが、今後は洋上風力発電所をはじめとする外洋での作業が増えることが予想されます。港湾内よりも厳しい波浪条件で作業を行う外洋工事は、船舶が作業できる日や時間が限られて工期が延び費用が高くなりますが、本装置の開発により稼働率が向上することでコスト低減が期待できます。

 

 当社は、これからも洋上作業関連技術を研究開発することで、我が国の海洋開発の発展に貢献してまいります。

 

 

国土交通省海事局の発表内容はこちらをご覧ください。

 

問合せ先
東洋建設株式会社
土木事業本部機械部
電話 03-6361-5465

 

本開発の適用例(洋上風力発電設備)

本開発の対象となる大型海上クレーン(例)

PFI佐原リバー㈱が運営する「水の郷さわら」に「シーバード水の郷さわら」がオープンしました

 さる4月7日、当社を含む5社で出資する「PFI佐原リバー株式会社」が運営を行なっている「道の駅 水の郷さわら(千葉県香取市)」に、「シーバード水の郷さわら」がオープンし、開所セレモニーが行なわれました。シーバードジャパン様は、水上オートバイを用いた社会貢献を目指す諸団体に水上オートバイを提供・配備することと、それらの広報活動を目的に2013年に設立された団体で、「水上オートバイによる水辺の安全安心の確保」を柱に様々な活動をされています。

 今回「シーバード水の郷さわら」がオープンに至った経緯は、これまで「水の郷さわら(PFI佐原リバー)」が行ってきた社会貢献活動(①自然環境保全、②水辺体験学習、③川と水辺のパトロール・レスキュー・安全監視、④水難救済支援など)がシーバードジャパン様の理念と合致していることが評価され、審査を経て国内47番目の活動拠点として登録されたものです。

 当日は、シーバードジャパンを構成する各団体からの出席者をはじめ、国土交通省や地元自治体などから多数のご来賓が来場され、開所を祝う催しが盛大に執り行われました。

 

 PFI佐原リバーは、理念に賛同する活動者を増やし、地域一体となった社会貢献活動を更に充実して参ります。今年度は以下のスケジュールを予定しておりますので、ご指導ご支援のほど宜しくお願い致します。

 

【常時活動】

利根川・霞ヶ浦・北浦の水辺・水上パトロール、環境保全活動(水辺清掃)

【2019年】

8月4日(日)

さわら・リバーフェスタ(交流Eボート大会&レスキュー、たぬき島探検&清掃活動)

9~10月

いきいき茨城ゆめ国体における水上パトロール(予定)

10月6日(日)

小貝川ウェルネスフェスティバル(交流Eボート大会&レスキュー)

【2020年】

2月予定:水上安全・普通救命講習会

 

水の郷さわらのホームページはこちら

http://www.e-sawara.com/

シーバードジャパンのホームページはこちら

http://www.sb-pwc.jp/

 

来賓・主催者のみなさま

~今後の連携に向けて~ 宇井 香取市長と原 潮来市長

水の郷さわら レスキュー隊員のみなさん

救助訓練の模様