WIND EXPO春2023
~第11回 国際風力発電展~に出展しました

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)は、2023年3月15日日から17日の期間で東京ビッグサイトにおいて開催された「WIND EXPO 国際風力発電展」に出展しました。

 

 当社のブースでは、「TLP方式*1による浮体式洋上風力発電」と「サクションバケット基礎*2施工実証」の大型モニターを使った講演(計12回/日)を行い、洋上風力発電のさらなる拡大や再生可能エネルギーの普及に向けて当社が取り組んでいる技術開発について説明しました。パネルコーナーでは技術開発のパネルに加え、ケーブル敷設船の建造や当社と株式会社商船三井様による協業などの取り組みについて展示しました。

 

 当社ブースにご来場いただきましたお客様および関係者の方々に厚くお礼申し上げます。

 

 当社は、これからも洋上風力発電施設建設にかかる技術開発や設備投資を進め、我が国の洋上風力発電の普及に貢献してまいります。

 

TLP方式*1:浮体式洋上風力発電の浮体形式の1つで、海底に設置する係留基礎により浮体を直下に引き込んで安定させる緊張係留が特徴である。Tension Leg Platformの略。

サクションバケット基礎*2:着床式洋上風力発電の新たな基礎形式で、モノパイルなどの杭式の基礎に比べると根入れが浅い。内部の水を排水することで発生する負圧を利用して静的に貫入する。

 

当社のブース①

当社のブース②

大型モニターを使用した講演に多くの人が集まる

講演の様子

サクションバケット
(マルチタイプ(左)、モノタイプ(右))

サクションバケット実証実験

TLP方式による浮体式洋上風力
(三井海洋開発株式会社提供)

日本・ケニア国交60周年記念植樹式典に参加しました

 

 

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)は、2023年3月3日にケニア大使館で開催された「日本・ケニア国交60周年記念植樹式典」に参加しました。 

 当日は、ケニア共和国からInari大使、Alai公司ら、外務省からアフリカ部の松林審議官、JICAのアフリカ第一課江上課長などが参加され、当社は相川秀一執行役員国際支店長が出席し「椿」の植樹を行いました。

 植樹祭に民間企業は数社参加しており、当社は11年に及ぶケニア・モンバサ港でのコンテナターミナル建設工事に従事してきた実績を評価され招待を受けました。

 

 東洋建設は、これからもケニア共和国でのインフラ整備に取り組み、同国の経済発展に貢献すべく努力してまいります。

 

植樹した場所に土をかける相川支店長

Inari大使との記念撮影

令和4年度インフラDX大賞「優秀賞」を受賞しました

 

 

 

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)は、2023年3月17日に行われた国土交通省主催の「インフラDX大賞 授与式」において、令和3年度に完了した北陸支店の「敦賀港(鞠山南地区)岸壁(-14m)築造工事(その3)」が優秀賞を受賞しました。

 

 

 受賞理由は、以下の3点となっています。

 

    • 岸壁本体工等の施工にあたり、ケーソン据付システム「函ナビ」を使用し、ケーソン位置・挙動をリアルタイムで可視化するとともに、注排水管理の可視化・自動化により、作業人員3名を省人化(約28%)、1函あたり概ね2時間の施工短縮が図られた。

 

    • GNSSを活用した投入位置誘導システムの導入による捨石投入時の可視化や、360度VR画像を活用した施工管理システムの使用による重錘締固めを行い、潜水士の均し作業を26%軽減させるなど、ICT技術の活用により、安全性の向上とともに有効性の高い取り組みである。

 

  • 非対称構造を有する異形ケーソンの据付けにおいて活用が実装できたことから、今後、 現場に応じて他社の技術を活用することも含め、改良が進むことが想定されることから、波及効果が期待できる。

 

 

 国土交通省は平成29年度よりi-Construction大賞を実施してきましたが、令和4年度からは「インフラDX大賞」と改称し、建設現場の生産性向上に関する取り組みだけでなく、インフラの利用・サービスの向上といった建設業界以外の取り組みへも募集対象を拡大しました。

 

 

 授与式で斉藤鉄夫国土交通大臣は、受賞者の取り組みを「まさにインフラ分野のDXを実現するもの」と称えました。国土交通省が2023年をDXによる変革を一層加速させる『躍進の年』と位置付けていることから、当社も建設業界全体の生産性、安全性等の向上に貢献できるよう、より一層DXの取組みに注力してまいります。

 

表彰状を受け取る大林取締役

左から 大林取締役、斉藤鉄夫国土交通大臣